基本情報 2024/04/15
Beyond the Holiday スリランカ編集長の新井です。
スリランカ観光の定番の一つはダンブッラです。
文化三角地帯と呼ばれるスリランカのほぼ中央に位置し
各地域を結ぶ交差点にあるため気軽に訪問できます。
但しダンブッラまでの鉄道はないのでバスかタクシーを使います。
要所のため車の往来は激しいのですが、町自体はとても長閑です。
町を散策してみると雰囲気が感じ取れるでしょう。
ダンブッラを有名にしているのはスリランカ最大の石窟寺院。
訪れる観光客のほとんどがこの石窟寺院を見学します。
シーギリヤに近い位置にあることから、まとめて観光することをお薦めします。
紀元前1世紀、Valagamba王が首都アヌラーダプラを追われ、
自然でできた石窟に身を隠したことに始まります。
王権を回復したValagamba王は後にこの地を崇め、寺院を開設したとされています。
後の王Nissanka Mallaは内部を金箔で装飾し"Ran Giri"(黄金の岩)と名付けました。
1991年には世界遺産に登録され
今では海外からの観光客も訪れるスリランカの名所の一つとなりました。
石窟は5つに分かれ、150もの仏陀のイメージが石窟内に描かれています。
ちなみにイメージのほとんどは19世紀に描かれたもの。
写真の白い建物は頂上にある石窟寺院の入り口です。
ここではチケットを売っていないため
チケットは事前に黄金の大仏に向かって右側にあるオフィスで購入し
階段(大仏に向かって左側)を上った先にあるこの入り口で見せましょう。
入場料:2000Rs
ダンブッラを有名にしているもう一つの名所はホテル“ヘリタンス・カンダラマ”です。
国内外で有名なスリランカ出身の建築デザイナー"ジェフリーバワ"が手がけたホテルが
ダンブッラから東方約10kmの地点にあります。
モダンな建築デザインを自然に溶け込ませる手法は評価が高く、
崖の岩肌をそのまま残したレストラン一つをとっても
バワがどのようなポリシーを持っていたかが分かります。