よくある質問 2024/04/20
お役立ち情報 名所 お祭り シーギリヤロック ポロンナルワ アヌラーダプラ 仏歯寺 ゴール旧市街 天気・天候 持ち物
こんにちは。Chieです。
今回は、スリランカナビでもお世話になっている現地旅行会社ブルーランカトラベルズ代表のサミーラさんに、スリランカ観光のベストシーズン、人気エリアの天気や天候、服装、持ち物(スリランカの観光ベストシーズンはいつ?各エリアの天候の特徴や服装もご紹介!)などについて、これまで実際に観光された方々の様子や感想も交えたリアルなお話を伺いました。
サミーラさんには、長年タクシードライバーや観光ガイド(国家資格保有)をされている経験から、シーズンや天候に応じたスケジュールのアドバイスや注意点も教えていただきました。
↑ホートン・プレインズ国立公園に行く途中にある、スリランカで大人気のハイランドの売店でヨーグルトとチーズを買うサミーラさん。(スリランカに来たらぜひお試しあれ!スーパーでも買えるスリランカブランドのハイランドヨーグルト)
この写真は6月頃に撮影したもので、ホートン・プレインズのある高原エリアは標高が高く肌寒いため、ジャケットを羽織っています。
Q.スリランカ全体で一番おすすめの時期はいつですか?
A.スリランカは日本に比べると季節や気温の変化は大きくないですが、一番おすすめなのは1月と2月です。
年末年始と春節(中華圏の旧正月)以外は観光客が少なく、またどのエリアも降水量が少ないので、混雑や天気・天候に左右されずスケジュールが立てやすいです。
・スリランカの天気予報ページ
Sri Lanka Weather - AccuWeather
Q.寺院を観光する際に服装で気をつけることはありますか?
A.寺院を観光するときは露出が少ない服装がいいです。
スリランカは年中気温が高めで暑いので、ノースリーブやショートパンツで観光する人も多いですが、肩や膝が出ている服装だと寺院に入れません。ズボンは立ったときに膝が隠れる長さであれば、ロングのパンツでなくても大丈夫なことが多いです。
ストールやサロンなどを貸してくれる寺院もありますが、借りるのに待たされることがあったり、あまり清潔ではなかったと気にされるお客様もいます。
寺院に行く日は服装に気をつけておくとスムーズに観光できると思います。
あと、靴下を持っていくのもおすすめです。
寺院を観光するときは靴を脱ぎますが、日差しで熱くなった石畳を歩くこともあるので、慣れていないと大変です。観光客の人は靴下を履いていても問題ないので、汚れが目立たない色がいいと思います。
もし、裸足でも大丈夫という人は、観光後に足を拭くウェットティッシュがあると、靴やサンダルが汚れないです。
Q.服装は夏服にしようと思いますが、上着は持っていった方がいいですか?
A.日中は夏服で大丈夫です。
ただ、例えばスーパーマーケットやショッピングモール、ホテルのレストランなどは、寒いくらい冷房が効いていることもあるので、薄手の羽織りものがあると安心だと思います。
日中ビーチやプールに行ったり、長時間外を歩いたりするときは、日焼け対策として薄手のパーカーを着る人もいます。
日本人のお客様が、よく同じようなデザインのパーカーを持っているので聞いてみたら、ユニクロやGUのUVカットパーカーだそうです。薄手で涼しく、すぐ乾くので便利だそうです。
・UVカットパーカー
UVカットパーカーおすすめランキング7選|ユニクロ・GU・無印良品を徹底比較![2023年最新版]
もしヌワラエリヤなどの高原エリアへ行く場合は、薄手のパーカーだと朝晩は寒いかもしれません。
上の写真は6月のヌワラエリヤのフルーツショップにて撮影したものです。雨が降ると冬以外でも肌寒く、店員さんは革のジャケットに長ズボンという服装でした。
特に、11月12月は寒さに弱いスリランカ人はセーターの上にダウンコートを着るくらいなので、寒がりな人は厚手の服を持っていった方がいいと思います。
Q.スリランカ観光に持っていった方が良いものはありますか?
A.虫よけスプレー、虫刺され薬、日傘(晴雨兼用)、カッパがおすすめです。
虫よけは、レモングラスやハッカなどのハーブで作ったスプレーがスリランカのスーパーに売っています。いい香りで、お土産として買う人も多いです。
ただ、日本のよりも持続性はないかもしれないので、特に夜寝るときは、日本で売っている室内でワンプッシュするタイプの虫よけスプレーが効くようです。
・虫よけスプレー
【2024年】虫除けスプレーのおすすめランキング!成分で効果が違う?
蚊に刺されてしまった後に塗る薬は、スリランカにはあまりないので、キンカンやムヒを持って来てよかったーというお客様が多いです。
・虫刺され薬
4月は猛暑の季節なので、アヌラーダプラやポロンナルワの遺跡巡りをしたり、コロンボやゴールの街歩きをしたりするときは日傘があるといいです。
日中の気温がすごく上がると夕立の可能性もあるので、晴雨兼用なら突然のスコールがきたときも便利です。
・日傘(雨天兼用)
シーギリヤロックは急な階段があって、傘だと手すりにつかまれないので、帽子の方がおすすめです。シーギリヤロックの頂上は風が強いことも多く、帽子が飛ばされてしまったお客様がいたので、特にお子さんは紐付き帽子がいいかもしれません。
たまに雨でもシーギリヤロックに登りたいということで、使い捨てのカッパを持ってくる人もいます。小雨なら役に立つと思いますが、スコールの時は無理して登ると危険なので、止むまで待った方がいいです。
・使い捨てカッパ
【100均検証】大手100円ショップ4社で買ったレインコートを徹底比較! 最強のカッパはコレだ!!
あと、高原エリアは天気が変わりやすいので、ヌワラエリヤで朝霧の紅茶畑を散歩したい人や、ホートン・プレインズをトレッキングする予定の人は、カッパがあると安心かもしれないです。
Q.シーギリヤロックに登る際、蜂の影響で登れないシーズンはありますか?
A.実際に蜂が原因で登れない確率は、滅多にありません。
長年多くのお客様をシーギリヤにご案内させていただきましたが、登れなかったことはありませんでした。
蜂が多くなる季節は8月です。登っている最中に、蜂を見て大騒ぎしたり攻撃したりすると、刺される可能性がありますが、何もしなければ刺されることはまずないので冷静に対応してください。
シーギリヤ登山で蜂以外に注意しておくべきシーズンがあります。比較的降水量が多くなる3月・12月です。
台風や大雨など登頂に危険があると判断された場合、入場制限がかかることがあります。事前に雨の日用のスケジュールを準備して、入場制限がかかった場合はすぐ別のプランに変更できるようにしておくと良いです。
Q.高原エリアは天気が変わりやすいとのことですが、スケジュール通りに観光できるか心配です。
A.山の方へ行くと、季節に関係なく天気は変わりやすいです。
特に、6月頃は台風が発生しやすい時期なので、ヌワラエリヤ、ホートン・プレインズ、エッラ、スリパーダといった標高が高いエリアへ行くときは、事前に複数パターンを考慮したスケジュールにしておくことがポイントです。
少し標高の低いエリアへ移動すると晴れていたりすることもよくあるため、無理はせず、時間に余裕があれば観光は翌日にまわしたり、アフタヌーンティやスパマッサージに変更したりなど、私たち観光ガイドや観光タクシードライバーは、お客様のスケジュールに応じて臨機応変に対応できるよう色々なパターンを考え、チームで共有しています。
・スリランカのアフタヌーンティ
【スリランカ】セイロンティーの名産地!ヌワラエリヤで外せない3つのこと
例えば、以前ホートン・プレインズに行ったお客様は、強風と雨で国立公園内に入場できなかったことがあったのですが、すぐに予定を変更してニゴンボのビーチホテルへ向かったら、最初の予定では諦めていたサンセットタイムに間に合って喜んでもらえたことがありました。
予定通りにいかないときは、迷っていると時間がもったいないので、気持ちを切り替えて楽しむこともポイントだと思います。
Q.キャンディのペラ・ヘラ祭りはどのくらい混雑しますか?
A.仏歯寺があるキャンディ中心地は半径3kmほどの小さな盆地エリアです。そこに毎年ペラ・ヘラ祭りの期間は、国内外から1日平均数千人の観光客が訪れると言われています。
期間中はホテルの料金がすごく高くなりますが、それでも高級ホテルからゲストハウスまで毎年予約でいっぱいになるので、早めにホテルや観覧席のチケットを予約した方がいいです。
・キャンディペラヘラ祭り
Kandy Esala Perahera | Official Web site for Kandy Perahera
盆地であるキャンディはもともと道が狭く、くねくねとした小さなカーブや坂道も多いので、お祭りが始まるとタクシーは渋滞で動けなくなったり、仏歯寺周辺が車両通行止めになることもあります。
普段ならキャンディを通過するついでに2時間ほど観光する人もよくいるのですが、お祭りの期間のキャンディはちょっと立ち寄るだけでもすごく時間がかかります。
一番スムーズなのはキャンディを外したプランにすることですが、ペラ・ヘラ祭りを観たい人はキャンディの滞在日数と前後の移動時間に余裕を持ったスケジュールにすることをおすすめします。
Q.お祭りに行く際に、服装や持ち物など気をつけることはありますか?また雨天でも開催されますか?
A.基本的には雨天決行です。
例年大雨になることはありませんでしたが、心配な方はレインコートを持っていくことをおすすめします。人がとても多いので傘は使いにくくて危ないです。
寺院に入る際は露出の多い服装はNGですが、寺院の周辺でお祭りを鑑賞するのであれば服装は特に気をつけることはありません。
また、多くの人が訪れるため、貴重品の管理は必須です。
特に観光客は現地の人と顔立ちや服装の雰囲気が違い目立ちますし、スリランカに不慣れだと思われて、スリに狙われやすい*です。カバンはチャックがついたものにしたり、リュックは背中ではなく前で抱えるように背負ったりなど、自己管理に気をつけてお祭りを楽しんでください。
*スリランカ人は基本的におおらかで優しい性格ですが、どの国でも犯罪が起こる可能性はあります。スリや置き引きなどは、バッグの口が開けっぱなしだったなど不注意から発生することが多いので、自分で意識して注意するだけでも被害に遭う確率がぐっと減ります。
・スリ対策バック
スリは未然に防ぐ!海外旅行で観光するときオススメの装備(バッグ)は?
Q.コロンボやゴールの街歩き観光で、もし突然スコールがきたらどうしたらいいですか?
A.コロンボ市内は、道路が冠水したり、渋滞が発生したりなど移動に影響が出やすいため、スコールがきたら無理に動かず、カフェで休憩したり、スーパーマーケットやショッピングモールでお土産を買う時間に充てたりしましょう。
ゴール旧市街は、石畳で水捌けが良いので、道路が冠水することはないと思いますが、やはり無理に動かず、カフェやお土産ショップに入るのがおすすめです。
観光タクシーを利用している場合、ゴール散策後にドライバーと待ち合わせをしていると思うので、まずはドライバーに連絡をして、カフェで雨宿りをしているので遅れるかもしれないとか、ホテルに戻りたいので待ち合わせ時間を早めたいなど、お客様のご希望を伝えると、行き違いの心配もなく、急な予定変更もスムーズだと思います。
もし雨季のご旅行でしたら、夕方のスコールの多い時間帯は、はじめからスパマッサージやアーユルヴェーダの予約を入れておくのもおすすめです。
ただし、コロンボ観光後に空港へ向かう予定の人は、渋滞になると普段より時間が読みにくくなるので、雨が降りそうな天気の時は早めに観光を切り上げるのが安心です。
Q.靴はどのようなものが良いですか?
A.基本的にはビーチサンダルが涼しくておすすめです。
突然スコールがあったときでも、ビーチサンダルだと濡れても乾きやすいので便利です。
ただし、シーギリヤロックやピドゥランガラロックに登ったり、ホートンプレインズをトレッキングしたりといった場合は、ビーチサンダルでは足元が危ないのでスニーカーを持ってきてください。たまにスニーカーは持ってきたけど靴下を忘れた!という人もいるので、お忘れなく。