ショッピング 2024/04/26
こんにちは、ABBYです。
スリランカには紅茶と並んで世界的に有名なものがあります。
それが、宝石(スリランカ産ジュエリー)。
スリランカではダイヤモンド以外の宝石が採れるといわれていて
子どもが生まれたときや何かの記念日などに宝石を贈る習慣があります。
街中のいたるところにジュエリーショップがあります。
(看板にはよくGEMSと表記があります)
イギリスのチャールズ皇太子からダイアナ妃へ
そして、ウィリアム王子からキャサリン妃へと贈られた
英国王室継承のブルーサファイアもスリランカ産のものだとか。
スリランカ産の宝石の質の高さがうかがえますね。
さて、気になるお値段ですが、宝石は天然のものなので
その時期の産出量や需要によって相場も変動しますし
カットの仕方や不純物の有無なども関係し
プロでもなかなか一概には言えないのだそう。
例えば、同じ色でも大きさだけでなく
色の濃度や照りによっても価格が変わったりします。
ちなみに、ブルーサファイアはちょうど中間ぐらいの色が人気があり
一般的に価格も高くなります。
※中央の四角いブルーサファイアはCornflour bule(矢車草の青色)と呼ばれる希少価値の高い青色。右側の丸いブルーサファイアは色が薄いため価格は少し安くなるようです。ブルーサファイアを見るときのご参考までに。
そもそも宝石自体が1点ものなので
気に入ったものと出会えるかというのも重要なポイント。
もし現地で宝石を探されるのであれば
最初に予算を決めて、何軒かまわって、色々見て価格を聞いて
ある程度相場を把握してから検討されることをおすすめします。
さて、ここまでは宝石の「石」自体の話でしたが
気に入ったものが見つかれば
指輪やネックレス、ピアスなどをつくりたいですよね。
もちろん、既製品でデザインも価格も満足!
というものが見つかればラッキーですが
忘れちゃいけないのが、スリランカで採れるのは石のみということ。
シルバーの場合はいいのですが
金(ゴールド)は輸入しているため安くはありません。
金自体の相場は世界的に決まっていていますが
モノがたくさん集まる東京の方が
需要と供給のバランスで相対的に価格が安いこともあるのだとか。
※参考サイト
加工に関しても
加工料は人件費と比例して日本より安いかもしれませんが
日本人の求めるクオリティやデザインとはちょっと違う…
ということもありえます。
また、ぱっと見わからなくても
金の含有量が足りず、あとで調べたら18金が10金だったとか
ホワイトゴールドがほぼシルバーだったとかいうこともあります。
(これは私の実体験…涙)
もしオーダーして出来上がったデザインが気に入らなければ
無料で修正してくれるお店もありますが
短期滞在の場合だと修正する時間がなくて
仕方なくそのまま買って帰るしかないということもあります。
(こっちは友人談…しょんぼり…)
特に、オーダーメイドの際は下記7つのチェックポイントをご参考に
ご納得された上で購入することを激しくおすすめします!
(既製品を購入される場合は1,2,3,7をチェックしましょう)
1.予算を決めておく
(宝石には色々と見ているうちにあれもこれもとなる魔力があります)
2.石の相場を把握する
(ハシゴして聞きまくって忘れないようにメモメモ)
3.実際にそのお店でつくったジュエリーを見せてもらう
(ペンダントの裏側とか見えないところまで雑じゃないかチェック)
4.つくりたいデザインの画像や見本を持参して細かく伝える
(日本人の好みと異なることもあるので譲れないこだわりはしっかり主張)
5.日数に余裕を持ってオーダーする
(短期滞在ならなるべく早めに注文しておいたほうが安心)
6.もし気に入らなかった場合の修正費用や日数を確認しておく
(日本に送ってくれる場合もあるらしいが…ちゃんと届くか不安…)
7.保証書をつけてもらう
(お店で発行するのはあくまで保証書、鑑別書ではないので注意)
私もスリランカ産のサファイアでピアスをつくりたいと思い
自分で宝石から選んでオーダーしました。
そのときの様子を書いたブログはこちら↓
(値段も記載しているので参考にしてみてください)
日本人ジュエリー職人の大槻さんという方が運営する工房でつくりましたが
値段はローカルの相場と同等
もしくはちょっと高いかな?という感じでした。
ただ、安い買い物ではないので絶対失敗したくないですし
何より出来上がりの圧倒的なクオリティと
宝石も金も偽物ではないという信頼、
そして万一のときは東京の提携工房で修理をしてくれるという安心感があるので
個人的におすすめの工房です。
石の大きさやそのときの相場によって値段は変わるそうなので
現地でジュエリーをつくってみたい、デザインの相談をしたいという方は
事前のご確認をおすすめします。